やまゆきかわゆき
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FFノート&渓流ガイド

 南会津は関東から近い渓流釣りエリアですが、目に余る乱獲、外魚の混在、ゴミの不法投棄、在来魚の危機、砂防問題、釣り人モラルといった問題も多く、東北であっても危険な局面に立たされています。
 キャッチ&リリースの動きは盛んになりつつありますが、バスのゲリラ放流、各地のニジマス放流はどのように考えるべきでしょうか。
在来種の保存を見据えた計画的な河川管理を期待したい。そして今後は釣り人自らが釣り場作りに参加できるよう呼び掛けて行きたい。
 それがここの漁協の一員である自分の願い、そして一人の釣り人としての純粋な願いです。

■南会津、奥会津地方の漁協メモ■

漁協名
問合せ先
代表的な河川
日釣券
年券
南会津東部漁協
0241-67-4555
会津大川、鶴沼川、水無川、加藤谷川
\1,050
\5,000
南会津西部漁協
0241-78-2110
伊南川、黒谷川、湯ノ岐川、鱒沢川
\1,000
\6,000
檜枝岐川漁協
0241-75-2311
檜枝岐川、舟岐川、見通川、実川
\1,000
\4,500
野尻川漁協
0241-54-2710
野尻川、玉川
\900
\3,600
只見川漁協
0241-42-2175
只見川、霧来沢、滝谷川、滝沢川
\800
\3,000
※釣期はすべて4/1〜9/末。釣り券と対象魚を間違わないように各自確認のうえ遊漁の事。

■南会津西部漁協■

■頑張る舘岩支部
 
南会津町舘岩地区は南会津西部漁協の舘岩支部が管理。支部の役割は釣り券販売、放流活動、遊漁広報、渓流に関わるイベント協力、河川規則設定、遊漁違反者監視等、広範囲。住民との協力関係は深く、渓流釣りは貴重な観光資源となっている。
 伊南川のアユと舘岩のイワナは二大看板とも言え、舘岩支部の遊漁売上はダントツトップ。これは舘岩支部の努力の成果であり、漁協本部への貢献度も高い。

■気になる放流量
 
舘岩支部の渓魚放流量は全国的に見てトップクラス。「伊南川本支流に…」という漁協本部の発表が主のため知られてないが、この放流量の多さが魅力で舘岩支部の年券購入者数は500枚を突破。本部放流と支部経費の放流により魚影は絶えることなく、舘岩の渓流釣りは、「サカナは多いが釣り人も多い」
 解禁直近の3月末から9月中旬までの
毎月1回の定期放流イワナ成魚約300キロとイベントの特別放流、漁協本部と学校教育の稚魚放流が主な放流活動。02年には9月中旬にイワナ成魚を臨時放流、それ以降の年度も継続中。是非、他の釣り場と比較して下さい。舘岩村の渓流には必ずサカナは泳いでいます。

■監視員は情報源
 監視員は漁協の職員ではなく、業務を委託されたボランティアの地元住民です。日当はなく早出の手当てもなく、車の燃料代も自己負担。そんな費用を釣り券の現場売りで補えるはずもありません。釣り人は時には文句を言い、時にはそそくさと対岸へ逃げて行く。監視員は気持ちの良い仕事ではありません。
 遊漁の意味を理解していない釣り人はまずいません。
放流費で購入したサカナを汗かいて川に放し、それを無料で釣って持って行く。まさにこれは確信犯。絶対に許しません。
 監視員を上手に活用することがその土地の川を知る近道。むしろ積極的に近付いて釣り場の情報を手に入れたほうが得策。放流情報や川の状況を知っているほか、出会って話をした釣り人の釣果まで知っている。こんな重宝な動く情報源は他にはありません。また監視員も聞かれたら話したくなるもの。特に舘岩村は渓流釣りを観光資源としている土地柄、良い釣り、想い出に残る釣りをして帰って欲しい、そしてまた舘岩に遊びに来て欲しいと皆が思っています。自分も支部で9人目の監視員です。


「南会津の渓魚を守る会」■

■発足の経緯
 03年3月、「舘岩村の清流を守る会」として芳賀氏、小勝氏、達城氏(自分)で旗揚げ。04年2月、現名称
「南会津の渓魚を守る会」に変更。「南会津の在来種を守る事、誰にでも優しい釣り場を作る事」を目標にしている。概ねはボランティア集団としての活動になると思われるが、キャッチ&リリース区間の設定、ゴミの不法投棄問題、釣り人モラルの向上を具体的な案件としている。会費無料、村内外と問わず、志を同じくする人なら誰でも入会可。現在、募集中。当宿まで問合せを。


渓流ガイド

ー 舘岩支部の母なる川、舘岩川 ー

 中山峠に水源を発し、舘岩村を横断して伊南村に入り、アユ釣りで有名な伊南川へ合流する。湯ノ岐川、西根川、鱒沢川といった有望な支流群を持ち、渓相も上中下様々な顔を見せてくれる。春先やイブニング、秋のシーズンで大型の実績も多い。H16にC&R区間が誕生し、認知度も向上。舘岩村の田園風景には欠かせない村内唯一の里川と言える。「釣れるのはハヤとウグイばかり」と言うフライマンもいるが、ポイントの見極めがずれるとそういう結果にもなる。東北の漁協ではウグイは立派な遊漁対象であることを忘れないでいて欲しい。最近はカジカの生存も確認され、水質も徐々に良くなりつつある。イワナ、ヤマメ、アユ、ウグイ、ハヤ、カジカと、里川らしい生態系が存在している。当宿おすすめ河川のひとつ。


ー 国内屈指の美渓、鱒沢川 ー

 古くからフライマン憧れの渓流のひとつに数えられている。卓越した渓相美や一筋縄では行かない渓魚は今もその魅力を失っていない。会津の渓流を訪れるフライマンには、必ず鱒沢川に遊びに行って欲しいと思う。四季を通じて川面の映す彩りは美しく、毛針を投げるばかりではなく、写真の1枚も取り込んで欲しい。釣れても鱒沢、釣れなくても鱒沢、入渓する度に色んな事を気付かせてくれる。いったい自分は何歳までこの川で釣りが出来るのだろうか。いつまでも通い続けたい自分のホームリバー。「鱒沢色のイワナ」に会いに行こう。


ー 源頭に湿原を持つ、湯ノ岐川 ー

 湯ノ花温泉とともに早くから開けた渓流釣り場として有名。温泉と釣りと登山が楽しめ、春の新緑から秋の紅葉までそれぞれの季節で親しまれている。温泉場があるので昔からエサ釣り師にたいへん愛されている。湯ノ花温泉を過ぎれば川は狭まり、徐々に険しさを増していく。山菜やきのこ採りも多いが、付近は立派なツキノワグマの生息地であり、毎年のように目撃情報が出ている。6月からは支流の沢釣りも楽しいが、クマ対策は欠かせない。沢登り愛好者もやって来る美渓の渡沢は3年に1度の解禁。


ー 山深い谷に刻まれた、西根川 ー

 木賊温泉を持つ自然の魅力に溢れた渓流。どちらかと言うと、エサ釣りとルアーに人気があり、時には大釣りすることもある。淵と落ち込みの連続する渓相が多く、ポイントは見極めは比較的容易と言える。渓流釣りよりもむしろ紅葉の季節がもっとも良く、アマチュア写真家が多く訪れている。数年前に檜枝岐村を結ぶ林道が鋪装され、小繋ぎトンネルを抜けると見通川沿いに下って行く。最後の川衣集落には最近の心ない山菜きのこ採りに対して取り締まりがある。くれぐれも釣りのついでにと気安く山菜等を収穫して来ないように。

 写真がないっ!

会津高原の小さな宿 やまゆきかわゆき